3 部分積分
に対する
は、[1] の
が整数の場合と同様、
部分積分によって
の場合に帰着する。
まずはその公式を見ておく。
は非整数であるとし、
(
はガウス記号)、
(
) とすると、
であり、定数の積の部分は、

(
16)
と書くこともできるが、ここではガンマ関数で表しておく。
ガンマ関数
では、
が成り立つので、(16) は、
と書くことができる。これにより、
となるので、
回部分積分の公式
より、
となるが、
では
なので、条件 (3) より、
(17) の和の部分は
でも
でも 0 に収束する。
よって、

(
18)
となり、左辺と右辺の収束性も一致することがわかる。
なお、これは、
、すなわち
のときにも成立する。
竹野茂治@新潟工科大学
2020-12-24