とする。
がすべての
について成り立つので、
この両辺を微分すれば
となり、
よって
も周期関数で
は
の周期のひとつ
であることがわかる。
次に
を考える。
まず
の基本周期がないとすると、
命題 3.1 より
は定数でなくてはならず、
よって
は定数かまたは 1 次関数となるが、
そのいずれも基本周期を持つ周期関数にはならず、仮定に反する。
よって
は基本周期を持つ。
今、
とすると、
も
の正の周期だから、
命題 4.1 より
は正の整数となり、
と書ける (
は自然数)。
すべての
に対し
なので、この両辺を積分すると、
(
は定数) となる。よって、
つまり は
の周期となり、
命題 4.1 より
は
整数になるから
であることがわかり、よって
、
すなわち
が示された。
竹野茂治@新潟工科大学