(14) の
の条件は、
とも書けるが、
これは
と同値であることに注意する。
そして、各
に対して
を、
のときに
となり、
また
だから、
[1] で
を代入して議論した代わりに
を代入し、
の代わりに
を
用いれば
は正しく整数となり、
[1] の議論が正当化できることになる。
それも本節で改めて紹介する。
本節では、
の
の極限を求める。
まず、スターリングの公式
より、ある
以上の
に対しては、
に対して
を
とすれば、
以下の
も含め、すべての
に対し、
となるような
,
を取ることができ、かつ
となることがわかる。
では
であるが、その
に対して、


は

とすると、
となる。これを、

(
),
(
) を
と定める。ここで、
に注意すると、
,
は

は
とした。
のとき、
,
で、
この
,
の極限は
より
不定形となるが、

,
なので、ロピタルの定理より、

そしてこれが [1] のあいまいな点の修正にもなっている。
,
の極限についても見ておく。
まずは
の保証を与えておく。
より
より
を
を満たすよう大きくとると、(35) の 1 つ目の
不等式から
が得られ、2 つ目から
が得られる。
また、
だから、
に対しては、
が保証されることになる。
となる。
また、
に関しては、(11) より
の極限は
となる。
竹野茂治@新潟工科大学