であることを示す.
命題 2 より,
は 0 以上で,
上で 0 になるのは
か, または
で
の場合のみである.
よって, (39) より,
の台はそこに含まれる
ことになり, 台 が
に含まれる非負の測度
により
の台は点
を含むから
である.
一方, Tartar 方程式より
の被積分関数はいずれも
で 0 で, よって (42) より,
より
となるので
となる.
も
も全測度 1 なので, よって
となり, これで
が得られる.
なお, 本節の議論は標準的な手法[9] であり, 改良点は特にない.
竹野茂治@新潟工科大学