まずは、3 人の場合の を考える。
3 人で 1 回ジャンケンをすると、
つまり、1 回目のジャンケンの結果により、次の試行の状態が だいぶ変わってしまうため、ジャンケンの単純な確率空間の設定、 すなわち、3 人の手の組み合わせを各事象とし、 それら全体の集合とその確率
のような設定の元では考察しづらいことがわかる。
ちなみに、(a) になる確率は、(1) の の組のうち、
手が全部同じ 3 通りと手が 3 人とも違う
通りなので、
、
(b) になる確率は、
の場合も同様にして、あいこの確率が 1/3、
それ以外は 1 人勝ちになるので、
前述のネット上にある説明はだいたいこのような説明であり、
これを一般化した形で 人の場合の
の漸化式を考察する、
という方向が多いようである。
竹野茂治@新潟工科大学