(6)
(7)
なお、今後は (7) を示すわけであるが、
そのために と
の交点が存在しない、と仮定してよいことに注意する。
つまり、背理法で考え、
と
の交点が存在しないと仮定するとき、
(7) が十分小さい
,
に対して言えてくれれば、
上の論法でブラウアーの定理により交点の存在が言えてしまうので矛盾、
となるからである。
前節と同じ論法で、もし
が言えないとすると、
か、
となる点列
,
が取れることになるが、
まず
となる
が無限にある場合を考えると、
,
は有界であるから、
(8)
他の 3 通り (,
,
) の場合も、
同様の論法でいずれも (2) と
,
の連続性から
矛盾が導きだせるので、
結局 (7) とできることが言え、
そこから連続曲線の交点の存在を示せることになる。
竹野茂治@新潟工科大学