(1)
この (2) の の場合は
が
有界であることを意味するが、
の場合を考えると、
は有界で、
は 0 に収束するので、
(3)
つまり、
は (3) の意味で
における第 1 近似、
は、
しかし、特に が
のときに
無限大に発散してしまう場合は、
テイラー展開などとは異なり、
誤差、すなわち左辺と右辺の差が
のときに小さくなる、
というわけではないことに注意する必要がある。
例えば、
また、 が
のときに有限であっても、
テイラー展開のように、
また、漸近展開は一意的でないことにも注意する。
例えば上の の場合、定義からすれば第 1 近似 (
) は
さらに、漸近展開 (1) の右辺が無限和である場合、 それは収束する級数であるとは限らないことに注意する。 これは、3 節の最後に例を紹介する。
竹野茂治@新潟工科大学