(
) は正規分布に従うが、
それぞれの平均と分散は違っていてもよいとする。すなわち、
であるとするが、先にこれを標準化する。
となるので、これを使って
を表す。
(1) を行列化し、
とする。
一般に
行列
,
次元列ベクトル
,
次元列ベクトル
は
は
![\begin{eqnarray*}A(\overrightarrow{u}\otimes\overrightarrow{\sigma})
&=&
\left...
...ight]
\\ &=&
(A\oplus\overrightarrow{\sigma})\overrightarrow{u}\end{eqnarray*}](img23.png)
は
と
の一次式として表されることになる。
は
の一次式なので、
が独立なら
も (
の
次元分布に関して) 独立で、
逆に
が独立なら、
も (
の
次元分布に関して) 独立となる ([1])。
よって、元の問題は、
,
の
標準正規分布に関して独立性の判定ができれば、
一般の正規分布の場合でも (7) の形にしてから
標準正規分布に関して判定を行えばよいことになる。
よって、以後は
,
(
) とする。
一般に、連続確率変数
が独立であるとは、
次元確率変数
の
密度関数
が、
各
の密度関数
を用いて
に対して、同時確率が
のように各
に対する確率の積で表される、と言い変えることもできる。
本稿では、上で見たように
としてよいので、
より、
は
竹野茂治@新潟工科大学