まず、
の係数
は、
の単位を取り替えることで別なものに変更できることに注意する。
今
(
: 定数) とすると、
(1) の 1 本目の式は、
気体の運動量 を使って書けば、
(1) は以下のようになる。
(3)
(4)
(
,
) が (3), (4) の
弱解 であるとは、
任意のテスト関数
に対して
(5)
実際にはこの弱解の存在は直接示されるわけではなく、 なんらかの大域的な近似解 (人工粘性法、差分近似法、動力学的近似など) を作ってその評価を行い、それ (の適当な部分列) が収束極限を持ち、 その極限が弱解となることを示す、という方法を取るのが普通である。 近似解については、4 節で簡単に説明する。
方程式 (3) を準線形の連立方程式形に書いて
また、Riemann 不変量 ,
を次のように定義する。
なお、,
,
のそれぞれで
方程式 (1) を準線形の形に書いてみると以下のようになる。
,
も
,
を用いて次のように表せる。
竹野茂治@新潟工科大学