(75) の前半部分については、
5 節の議論が利用できるが、
(9) より には特異性があり得るので、
の借用は
程度に留め、
残りが
に関して
であるようにする必要がある。
一方 (75) の後半部分の の方であるが、
こちらは
の
や
に比べて一つ
特異性の次数が高いので、
から
程度を
借用する必要がある。実は部分積分の境界値のため、
別な借用が必要な項も出てくる。いずれも残りの部分には有界性はなく、
に関して
しか確保されない。
まずは
の借用から。
部分積分の境界値である
は、
さらに
から
を借りれば、
(
) とすると
また、
の方は、
,
が
で
オーダーだから、
の場合と同様に、
からさらに
を借りれば
が一様有界となり、
一方 は 5 節の (64) より
なので、
を借りた
が
一様有界となり、
以上をまとめると、 は、
は、
竹野茂治@新潟工科大学