さて、通常のくじでは、あたりの確率 はかなり小さく (
)、
代わりにあたりの賞金
が参加料
に比べて大きい (
)。
そして、くじの主催者が損をしないように
と設定されているだろう。
この条件の元で
の大小を考えてみることにする。
そのために、各 の
の係数を
とし、
その
を比較することにする (
)。
,
より明らかに
次に と
を比較してみる。
ならば、
となる。
のときは、
より、
(
) で
となり、
次に、この の零点である
の大きさについて考えてみる。
よって、 で
であり、
のグラフは図 2 のようになる。
であるから、
よって
は
に関して単調に減少し、
結局、 のときは、
であれば、
また、 のときは、
なので、
結局、今回の仮定の元 (,
) では、
竹野茂治@新潟工科大学