次へ:
4 サインの巾乗の微分
上へ:
sin
n
x/x
m
の広義積分 その 2
前へ:
2 広義積分
(
PDF ファイル:
sinc2.pdf
)
3
部分積分
に対する
は、[
1
] の
が整数の場合と同様、 部分積分によって
の場合に帰着する。 まずはその公式を見ておく。
は非整数であるとし、
(
はガウス記号)、
(
) とすると、
であり、定数の積の部分は、
(
16
)
と書くこともできるが、ここではガンマ関数で表しておく。 ガンマ関数
では、
が成り立つので、(
16
) は、
と書くことができる。これにより、
となるので、
回部分積分の公式
より、
(
17
)
となるが、
では
なので、条件 (
3
) より、 (
17
) の和の部分は
でも
でも 0 に収束する。 よって、
(
18
)
となり、左辺と右辺の収束性も一致することがわかる。 なお、これは、
、すなわち
のときにも成立する。
次へ:
4 サインの巾乗の微分
上へ:
sin
n
x/x
m
の広義積分 その 2
前へ:
2 広義積分
竹野茂治@新潟工科大学
2020-12-24