収束しない場合、発散する という。例えば、
が収束するならば
証明
(
) なので、
仮定より
のとき
この命題 1 の逆、すなわち
であったとしても
が収束するとは限らない。
例えば、

が発散することは言える。
収束級数に対しては、容易に次も言える (証明は省略)。
,
が収束する級数であるとき、
も収束し、
も収束し、
また級数は、いくつかの項をまとめて考えても 収束、発散は変わらないことが言える。
に対して、
を
個ずつまとめた項からなる数列
を
![\begin{eqnarray*}\beta_1 &=& a_1+a_2+\cdots+a_m\\
\beta_2 &=& a_{m+1}+a_{m+2}+...
...cdots+a_{3m}\\
\lefteqn{\makebox[0.3\linewidth][l]{\dotfill}}
\end{eqnarray*}](img32.gif)
とすると、
証明
簡単のため、
として証明する。
,
の部分和をそれぞれ
,
と
書くことにすると、
逆に、
のとき、
