簡単のため、男女は同数であるとし、
各夫婦は ,
の状態にかかわらず
同程度の子を作ると考えることにする。
男性の の割合を
とし、
よって
の割合を
とする。
同様に、女性の
の割合を
,
の割合を
とし、
よって、
の割合を
とする。
このとき、次の子の世代のそれぞれの割合を求めることにする。
子の世代の割合を、ここでは ,
,
のように書くことにする。
まず、このような親の組み合わせの割合は、
男女それぞれの比率が ,
なので、
すべての夫婦に対して
の割合で起こることに注意する。
そして、この場合は、子には
なお、 になるか
になるかは 1/2 であるから、
ではなく
ではないかと思うかもしれないが、
は、「男性のうちの」
の割合であるから、
1/2 をつける必要はない。
この場合は、子供は
この場合は、
この場合は、
この場合は、
この場合は、
結局以上により、
この (1)-(5) を用いれば、 親から次の世代への割合の継承が計算できることになる。
例えば、,
,
の場合、
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竹野茂治@新潟工科大学