の
に対する評価を行う。
本節では
とおいて
の場合を考える。
のときは
は有界なので、
ルベーグ収束定理により
となる。
の場合でも、
であれば、
に対して
となるので、
ルベーグ収束定理によりやはり (30) が成立する。
よって
の場合は
次は
(よって
) の場合を考える。まず、
に関しては
より
となるので、
となる。
では
とすると、
,
より、
ルベーグ収束定理により
となる。
よって、
より、
(33), (34) をまとめると、
となることがわかる。この最後の積分は
とすれば、
,
より、

のときは
が言える。
あとは、
の場合を考えればよい。
この場合
なので、
により、

では
は可積分で、
より
となる。以後この極限を
と書くことにする:
なお、本稿では
で書き表すが、[1] (p297 2.2.4, 20.) に
よれば、
によって
の方は、
と置換すると、
,
より

以上をまとめると
のときに以下が言えることになる。
これにより、
の近くでは、
のときは
は有界で、
のときは可積分になる。
竹野茂治@新潟工科大学