例えば、グリッサンドでなく、
半音ずつ音階の音を 秒毎に一定に上げて行くには、
(3)
この (3) の の中の
以外の部分を
(すなわち
) とすると、
この
は、折れ線のグラフになる。
しかし、この場合は 秒毎に音程が一つずつ上がっていくだけで、
連続的に音程が変化するグリッサンドにはなっていない。
連続に音程を変化させるには、この折れ線を滑らかなグラフにすればよい。
この関数 を
で微分すると、
微分は関数の傾きを意味するから、
そのグラフは図 2 のように階段関数となる。
今、増加関数 (
) に対して
を
(4)
(5)
今、音程の周波数 に対して、
音程と同様に一定に増加する添え字
を音程を数値化したもの、
すなわち下のドを 0、ド
を 1 のように見ることにすれば、
(6)
最初 () の周波数が
で,
のときの周波数が
であり、
その間一定に音程が変化するような (4) の形の関数を考えてみることにする。
上の考察により の周波数は
であるので、
が満たすべき条件は、
(7)
,
とすると、
は
から
にかけて
から
に直線的に変化することになるので、
(8)
(9)
(10)
(11)
(12)
竹野茂治@新潟工科大学