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4 最後に
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積の微分について
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2 教科書の証明
(
PDF ファイル:
prod1.pdf
)
3
関数の増分を用いた証明
次に、関数の増分を用いた証明を紹介する。 これは、証明の最初の行は前節と同じであるが、 (
2
) より、
と書くことで、分子の
,
を 関数の増分
,
で表し、 そこから「自然な式変形」で積の微分の公式を導くものである。
最後の 0 の部分は、
からわかる。
こちらの証明は、分子の計算では不自然の足し引きは現れず、 単純な展開と整理の計算なので、教科書の方法よりも自然な計算になっている。
なお、この分子の計算
は、図
1
のように面積の図で 説明されることもある (cf. [
2
])。
図 1:
を面積で表現 (太枠内が
)
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竹野茂治@新潟工科大学
2021-11-08