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(PDF ファイル: taylor3.pdf)
のマクローリン展開であるが、
は
の関数なので、
として
の
に関する
マクローリン展開を求めて、その式に
を代入すればいい。
例えば
だったとすれば、
となるわけである。また、
であるが、
となるので、この
のマクローリン展開に
を
代入して
倍すればそれでいい。
これらの操作はいずれも、巾級数 (マクローリン展開) の一意性定理により
保証される。
結局、
のマクローリン展開は
の
に関する
マクローリン展開に帰着されるわけであるが、
これは最初に上げた一般二項定理 (1) により、
となるので、後はこれを使って
と、順に求まっていくことになる。
4 次以上の項も求めたい場合は
の展開を必要なだけ追加していけば良い。
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Shigeharu TAKENO
2003年 11月 27日