今、
を、
(2.14)
(2.15)
(2.16)
逆に、
を考えると、ある
を取って
(2.17)
(2.18)
しかし、
でも、
Riemann 問題の解 (の途中の値) は
の中に収まるとは限らない。
解の途中の値は、
(2.19)
しかし、今度はその解が
に収まる保証はないので、
これを繰り返していくには
(実際に Glimm の差分ではそのようなことを繰り返すのであるが)、
このような局所的な逐次評価だけでは無理で、
より大域的な評価、アプリオリな評価が必要になる。
また、
は
,
のとき、
であるとは限らないので、
を少し小さくして、
(2.20)
さらに、
(2.21)
ここで、
(2.18) と
(2.19) とから自然に
(2.17) が導かれるので、
結局
,
は
(2.18) と
(2.19) とを満たすように取ればよいことがわかる。
竹野茂治@新潟工科大学