(6.93)
(6.94)
Helly の定理 6.1、および の定義により、
(5.30) より、任意の に対して
以上をまとめると、以下のようになる。
に関する定理 5.1 の仮定の下、
0 に収束するある列
に対して、
これに対する近似解
はほとんどいたるところ
ある関数
に収束し、
この
は (6.9),
(6.10), (6.11) を満たす。
ただし、
の元
の
での値
というのは、
本来はほとんどいたるところの
にしか意味はないが、
この定理での
の値に関する性質に関しては、
上に述べてきたように、
すべての
(および
) に対してこれらの性質
(6.9), (6.10),
(6.11)
が意味を持つような
の代表元を取ることができる、
といったような意味合いであることに注意する。
竹野茂治@新潟工科大学