Tartar 方程式 (39) は、
命題 6 の 内の各
毎で考えればよく、
また各
に対する方法に違いはないので今後
は省略することとし、
による積分も、
を省略して簡単に
また、 も
ではなく、
リーマン不変量
を中心に考えることとする。
つまり、例えば
は
Tartar 方程式の解法の、おおまかな方針は以下の通りである。
DiPerna ([5]) にしても Lions らの方法 ([6],[8]) にしても、 おおまかな方針はこの通りであるが、 1. に関しては Lions らの方法 ([6]) の方がシンプルであり、 2. を示すのは DiPerna の方法 (を少し改良した方法) の方が少し易しいだろうと思う。 3. は両者には違いはなく容易である。 次節以降でこの 1. から順に見ていくことにする。
竹野茂治@新潟工科大学