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gpic

注意: 古い (legacy) 出力形式 (configure で --with-gpic としたときのみ)。 gpic ドライバは FSF (the Free Software Foundations) の "groff" パッ ケージの中の GPIC 形式のグラフを生成します。デフォルトの大きさは 5 x 3 インチです。オプションは原点に関するもののみで、デフォルトでは (0,0) です。

書式:

      set terminal gpic {<x> <y>}

ここで xy の単位はインチです。

単純なグラフを整形するには以下のようにします。

      groff -p -mpic -Tps file.pic > file.ps

pic からの出力はパイプで eqn に渡すこともできるので、'set label' と set {x/y}label コマンドでグラフに複雑な関数の式を入れることも可能で す。例えば、

      set ylab '@space 0 int from 0 to x alpha ( t ) roman d t@'

とすれば、以下のコマンドによって y 軸に綺麗な積分が見出し付けされます。

      gpic filename.pic | geqn -d@@ -Tps | groff -m[macro-package] -Tps
          > filename.ps

このようにして作られた図は文書に綺麗に当てはまるように伸縮することがで きます。pic 言語は簡単に理解できるので、必要なら容易にグラフを直接編集 できます。gnuplot で作られる pic ファイルの全ての座標は x+gnuplotx, y+gnuploty の形で与えられます。デフォルトでは x, y の値は 0 です。いく つかのファイルに対してその x,y を 0 と設定している行を削除すれば、以下 のようにして複数のグラフを一つの図の中に入れてしまうこともできます (デ フォルトの大きさは 5.0x3.0 インチ):

      .PS 8.0
      x=0;y=3
      copy "figa.pic"
      x=5;y=3
      copy "figb.pic"
      x=0;y=0
      copy "figc.pic"
      x=5;y=0
      copy "figd.pic"
      .PE

これは、横に 2 つ、縦に 2 つずつ並んだ 4 つのグラフからなる、8 インチ の広さの図を生成します。

以下のように x, y を指定することでも同じことができます。

      set terminal gpic x y