16.3.5 単語の取り出しと単語数 (word, words)

word("string",n) は、文字列 (string) の n 番目の単語を返します。例え ば word("one two three",2) は文字列 "two" を返します。

words("string") は、文字列 (string) の単語数を返します。例えば、 words(" a b c d") は 4 を返します。

関数 wordwords は、単一引用符、二重引用符で囲まれた文字列も、 限定的ですがサポートしています:

     print words("\"double quotes\" or 'single quotes'")   # 3

開始引用符の前は、スペースか、または文字列の先頭でなければいけません。 これは、単語内、あるいは単語終わりにつくアポストロフィー (') は、それ ぞれの単語の要素であると見なされることを意味します:
     print words("Alexis' phone doesn't work") # 4

引用符文字のエスケープはサポートしていませんので、ある引用符を維持した い場合は、それぞれを別の種類の引用符で囲まなければいけません:
     s = "Keep \"'single quotes'\" or '\"double quotes\"'"
     print word(s, 2) # 'single quotes'
     print word(s, 4) # "double quotes"

最後の例では、引用符のエスケープが文字列の定義時のみに必要であることに 注意してください。

trim(" padded string ") は、元の文字列の前後にある空白部分を取り除 いた文字列を返します。これは、余計な空白を持ちうる入力データ列の文字列 同士を比較する際に有用です。例:

    plot FOO using 1:( trim(strcol(3)) eq "A" ? $2 : NaN )

竹野茂治@新潟工科大学
2022-07-20