97.6 Cgm

cgm ドライバは CGM 出力 (Computer Graphics Metafile Version 1) を生 成します。このファイルフォーマットは ANSI 規格書 X3.122-1986 "Computer Graphics - Metafile for the Storage and Transfer of Picture Description Information" で定義されているものの一部分です。

書式:

     set terminal cgm {color | monochrome} {solid | dashed} {{no}rotate}
                      {<mode>} {width <plot_width>} {linewidth <line_width>}
                      {font "<fontname>,<fontsize>"}
                      {background <rgb_color>}
 [deprecated]         {<color0> <color1> <color2> ...}

solid は全ての曲線を実線で描き、どんな点線パターンも塗りつぶします; < mode> landscape, portrait, default のいずれか; < plot_width> はポイント単位でのグラフの仮定されている幅; < line_width> はポイント単位での線幅 (デフォルトは 1); < fontname> はフォントの名前 (以下のフォント一覧参照); そして < fontsize> はポイント単位でのフォントのサイズ (デフォルトは 12) です。

最初の 6 つのオプションはどの順番で指定しても構いません。default を 選択すると、全てのオプションをそのデフォルトの値にします。

線の色を set term コマンドで設定する仕組みは、今は非推奨です。代わり に、背景色は分離されたキーワード background で、線の色は set linetype で設定すべきでしょう。この非推奨の仕組みでは色は 'xrrggbb' の形式で受け つけますが、x は文字 'x' そのもの、'rrggbb' は 16 進数での赤、緑、青の 成分です。最初の色を背景色として使い、その後に続く色指定を順次線の色と として割り当てていました。

例:

     set terminal cgm landscape color rotate dashed width 432 \
                    linewidth 1  'Helvetica Bold' 12       # デフォルト
     set terminal cgm linewidth 2  14  # やや広い線とやや大きいフォント
     set terminal cgm portrait "Times Italic" 12
     set terminal cgm color solid    # 面倒な点線など消えてしまえ !



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竹野茂治@新潟工科大学
2015年1月5日