竹の 11/16 2002 --------------- gnuplot 3.7.X 用の gnuplot.doc の日本語訳がとりあえず完成したので 公開します。 1. はじめに ----------- gnuplot 3.5 のマニュアルファイル gnuplot.doc の日本語訳を元にして gnuplot 3.7.X の gnuplot.doc の日本語訳を作成しましたので公開しま す。 訳者: 井上直大、鈴木義利、船橋崇将、渡邉伸征、藤井学、石田大輔、 唐澤洋介、佐々木徹也、東海林隼人、柴信一郎、松本賢一、宮入洋介、 山岡薫、山岸寛、竹野茂治 (2000~2002 年竹野研究室メンバー) いくつか問題点等もあります。それに関しては 「3. 注意」を参照して 下さい。 また日本語訳の最新版やこの訳に関する注意等は以下の WWW ページに掲 載していく予定ですのでそちらも参照して下さい。 http://takeno.iee.niit.ac.jp/~foo/gp-jman/gp-jman.html なお、こちらでは gnuplot は Unix の環境でしか使用していませんので 以下の説明は全て Unix の環境を仮定しています。 2. 利用方法 ----------- 2.1. 取得 --------- 現在、gnuplot 3.7.X は 3.7, 3.7.0.1, 3.7.1, 3.7.2 などの版が出て いるようですが、3.7.2 用の物を用意しました。下位バージョンのもの は多分ほとんどの場合必要ないと思われますが、どうしても必要という 場合はご連絡下さい。 http://takeno.iee.niit.ac.jp/~foo/gp-jman/gp-jman.html に置いてある gp372-20021116.tar.gz に gp372-20021116.doc : gnuplot 3.7.2 の gnuplot.doc の日本語訳 readme-20021116.txt: このファイル の 2 つが含まれています。なお、これらのファイルはいずれも漢字コー ドは EUC です。必要なら適当に変換してご利用下さい。 2.2. インストール ----------------- オリジナルの gnuplot をコンパイルした後に作られる docs/ ディレク トリのツールを使って各種フォーマットのファイルを生成できます。例 えば、gnuplot のオンラインヘルプファイル (.gih) を作成するならば % gnuplot-3.7.2/docs/doc2gih gp372-20021116.doc gp372-jp.gih とでもすればそれが作られます。でき上がったファイルを適当な場所に 置いて、そのパスを GNUHELP で設定すれば、gnuplot はそのファイルを オンラインヘルプとして使用するようになります。 # cp gp372-jp.gih /usr/local/share/gnuplot/gp372-jp.gih % setenv GNUHELP /usr/local/share/gnuplot/gp372-jp.gih docs/ ディレクトリの他のツール doc2tex, doc2info 等もそのまま通り ますのでそれらで必要なフォーマットのファイルに変更できます。 なお、以下の WWW ページにこちらでこの doc ファイルから生成した種 々のファイル (.dvi,.gih,.html,.info,.ms,.pdf,.ps,.rtf,.tex) も用 意しましたので、必要でしたらそれもお使い下さい。 http://takeno.iee.niit.ac.jp/~foo/gp-jman/gp-jman.html ただし、そこに含まれる terminal driver の訳はまだ済んでいないので その部分のみ英語のままです。 また、DVI ファイルは docs ディレクトリの titlepage.tex の article を jarticle に変えて platex にかけて作ったもの、PS, PDF ファイル はその DVI ファイルをそれぞれ dvips, dvipdfm にかけて作ったもので す。 3. 注意 ------- いくつか注意を述べます。 [1] gnuplot 3.7.X では terminal driver のマニュアルは gnuplot.doc から分離していて、そちらの訳はまだ済んでいない これも継続して訳を行う予定です。 [2] 訳の開始からかなり年月が経ったこともあり訳に一貫性がない [3] gnuplot 3.5 とあまり変更がない部分に関しても ・3.5 の日本語訳をそのまま使っている ・3.5 の日本語訳を多少改変、流用している ・3.5 の日本語訳とは無関係に訳している のようにバラバラな扱いをしている これに関して多少問題にも思うのですが、gnuplot 3.2 の gnuplot.doc の日本語訳の作者の田丸博晴@東京大学 さん、gnuplot 3.5 用の日本語 訳の作者の升谷保博@大阪大学 さんからは、この 3.7.X 用の訳の公開 に快く応じて頂きました。 以下に gnuplot 3.2, gnuplot 3.5 の gnuplot.doc 日本語訳に付属する 文書を引用します。 ----- ここから (gnuplot 3.2 用) ----- GNUPLOT 3.2 patchlevel 2 の配布アーカイブにある、docs/gnuplot.doc の日 本語訳である gnuplotj.doc です。扱いはオリジナルに準ずるものとします。 漢字コードは EUC で書かれています。オリジナルに含まれている doc2gih 及 び doc2tex での整形を確認してあります。但し doc2tex を通す場合は、EUC のまま通して、.tex に変換した後に TeX の処理系に合った漢字コードに変換 して下さい。また、titlepage.tex を必要に応じて修正して下さい。 守備一貫とした訳ではありませんが、少しでも便利に感じて頂ければ幸いです。 田丸 博晴 tamaru@keisu-s.t.u-tokyo.ac.jp ----- ここまで (gnuplot 3.2 用) ----- ----- ここから (gnuplot 3.5 用) ----- 2 日本語訳について ?japanese この日本語訳は,東京大学の田丸 博晴さんが,fj.sources に投稿された gnuplot 3.2 の gnuplot.doc の日本語訳 From: tamaru@keisu-s.t.u-tokyo.ac.jp (Hiroharu Tamaru) Newsgroups: fj.sources Subject: gnuplot 3.2.2 Japanese document (1/2) Message-ID: Date: 16 Sep 92 08:40:46 GMT Distribution: fj を,大阪大学の升谷 保博が gnuplot 3.5 用に変更したものです. 3.2 と 3.5 の間で原文に変化のない部分は(約3/4)は,原則として 田丸さんの訳をそのまま使っています. この日本語訳の公開に先だって,鈴木 紀夫さん,伊藤 希さんに 内容のチェックをしていただきました.ありがとうございます. なお,この文章の翻訳自体に関するバグを見つけた方は, masutani@me.es.osaka-u.ac.jp までご連絡下さい. ----- ここまで (gnuplot 3.5 用) ----- 4. その他 --------- この日本語訳は無保証です。しかし誤訳、誤植等の修正は、対応できる ものは行う予定ですので、それらの報告、意見などは歓迎します。報告 等は下記メールアドレスへお願い致します。また、各種情報は、順次下 記 WWW page に掲載する予定です。 e-mail: shige@iee.niit.ac.jp WWW page: http://takeno.iee.niit.ac.jp/~foo/gp-jman/gp-jman.html 配付ライセンスは、オリジナルの gnuplot-3.7.X のライセンスに従うも のとしたいと思います。 これまで gnuplot 3.5 用のマニュアルの日本語訳はありがたく使わせて 頂いていて色々お世話になっていました。今回、この日本語訳の公開に 当たり、gnuplot 3.2 用マニュアルの日本語訳の作者の田丸博晴@東京 大学 さん、3.5 用マニュアルの日本語訳作者の升谷保博@大阪大学 さ んにはこの公開に快く応じて頂き、また色々な助言を頂きました。この 場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。 この訳は 2000 年から 2002 年度までの竹野研究室メンバーで訳を行っ たもので、私 (竹野) も訳と取りまとめ役を行って来ました。その活動 のおかげで色々な gnuplot に対する知識も得られ、オリジナルの誤植を 本家に報告することでそちらへの寄与も行うことができました。頭を悩 ませながら訳を担当してくれた彼らにも感謝致します。 また、作業の途中で出版された以下の書物も色々と参考にさせて頂きま した。不明な点は併せてご覧下さい。 ・「gnuplot パーフェクト・マニュアル」川原稔、ソフトバンク ・「使いこなす GNUPLOT 改訂新版」大竹敢 (矢吹道郎監修)、テクノプ レス 現在 gnuplot の開発版は gnuplot 3.8 (3.8i) で、これは gnuplot 3.7.X に比べまた機能がかなり増えているようで、マニュアルファイル も大幅に更新されています。よって、それに対応した日本語訳を作るの はまたかなり難しいことになりそうですが、正式リリース版 (4.X とな る予定だそうです) が出たらまた訳を始めようかなと考えています。 5. 変更履歴 ----------- 11/16 2002 ・最初の公開バージョン 6. 目次 ------- 1. はじめに 2. 利用方法 2.1. 取得 2.2. インストール 3. 注意 4. その他 5. 変更履歴 6. 目次 +=================================================+ 竹野茂治 〒945-1195 新潟工科大学 情報電子工学科 shige@iee.niit.ac.jp TEL(&FAX): 0257-22-8161 +=================================================+