の場合はさすがに無理だが、そうでなければ
と (8) より
この場合、 は、
の変化に伴い、
最大値が 0 となる三角関数の波か (
)、
最小値が 0 となる波 (
) のグラフになる。
つまり、
は一つの方向を除いて上に凸であるか、
逆に一つの方向を除いて下に凸となる。
その残りの一つの方向がわかれば極の判別ができそうだが、 この方向では、凸になる場合もあれば、凸性を持たない場合もある。
例えば、
(
) の場合は、
停留点 (0,0) で
よって、一つの方向以外のことはわかるが、 その方向がどうかということは 2 階微分までの情報だけでは 何もわからず、結局極かどうかの判別はできないことがわかる。
もちろん、 の場合は、どの方向にも何もわからない。
竹野茂治@新潟工科大学