に対し
,
と すると、
,
,
,
なので、
となり、証明からもわかるが、これは、ほぼより
だから
となる。 よって
(証明おわり)
また、これはグラフからも容易にわかる。
それは、
のグラフは、
のグラフを上下反転させて、
だけ上にあげたグラフとなっているからである。
一方、
は偶関数、
すなわち
軸に関してグラフが対称だが、
は偶関数でも奇関数でもない。
に対し
とすると、
より
で、
となり、これは、証明からもわかるが、ほぼ,
より
となるから、
より
となる。 後者も同様。(証明おわり)
に対し
とすると、
,
となる。よって、
となり、これは、,
より
, よって
となる。
(証明おわり)
に対し
とすると、
,
となる。 ここで、
となるので、より
となる。
一方、に対し
とすると、
なので、
となり、よって
となる。(証明おわり)これらも、ほぼ
次は加法定理から得られるものを紹介する。
に対し
とすると
,
で、
となるが、
,
なので、
となる。
後者も同様。(証明おわり)これらは、倍角の公式
まずが
では
から
に 単調増加することに注意する (
から容易にわかる)。 よって、
とすると
で、
となる。 このとき、
となり、
,
なので、
となる。
後者も、これは、三倍角の公式が
では
から 1 に 単調増加することからほぼ同様に示される。 (証明おわり)
ちなみに、
は
で成り立つが、
角の範囲が変わるので、例えば前者は、
の場合は、
より
と
なってしまうので、
から、
また
の場合は、
より
と
なってしまうので、
から、
は加法定理が
だけで表されるので、
倍角の公式でなくても加法定理から直接次の公式が得られる。
竹野茂治@新潟工科大学