書式:
set autoscale {<axis>{|min|max|fixmin|fixmax|fix} | fix | keepfix} set autoscale noextend unset autoscale {<axis>} show autoscale
ここで、<axs> (軸) は x, y, z, cb, x2, y2, xy, paxis <p> のいずれかです。軸名の後ろに min または max を追加する と、それは gnuplot にその軸の最小値、または最大値のみを自動縮尺させ ることになります。
軸名を指定しない場合は、全ての軸が自動縮尺の対象となります。
独立変数軸 (plot のときは x 軸、splot のときは x,y 軸) の自動縮尺 機能は、描画されるデータに合うようにそれらの軸の範囲を調整します。描画 が関数のみ (入力データなし) の場合、これらの軸の自動縮尺機能は、なんの 効果も持ちません。
従属変数軸 (plot のときは y 軸、splot のときは z 軸) の自動縮尺機 能は、描画されるデータや関数に合うようにそれらの軸の範囲を調整します。
軸の範囲の調整は、次の目盛り刻みへの延長を行うことがあります。例えば、 端のデータの座標が目盛り刻みに丁度一致する場合、データと描画境界との間 には何もないスペースができることになります。noextend を使うことで、 この余計なスペースの作成を抑制できます。コマンド set offset を使うこ とで、それをより増やすこともできます。さらなる情報については、以下参照:set xrange (100.122), set offsets (100.62)。
媒介変数モード (parametric) でも自動縮尺機能は有効です (以下参照:set parametric (100.67))。この場合、より多くの従属変数があるので、x, y, z 各軸に関して、より多くの制御が行われます。媒介変数モードでの独立変数 (仮 変数) は plot では t で splot では u, v です。そして媒介変数モード では、自動縮尺機能は (t, u, v, x, y, z) の全ての描画範囲を制御し、x, y, z の範囲の自動設定を完全に行います。
目盛りが第 2 の軸に表示され、しかもこれらの軸に対する描画が行われなか
った場合には、x2range と y2range は xrange と yrange の値を受け継ぎま
す。これは、範囲のずらしの実行や、範囲を整数個の目盛り幅に自動伸縮する
「前」に行いますので、場合によって予期しない結果をもたらす可能性があり
ます。これを避けるのに、第 2 軸の範囲を第 1 軸の範囲に明示的にリンク
(link) する方法があります。以下参照: set link (100.41)。