80 Import

コマンド import は、ユーザ定期関数名を外部共有オブジェクトから取り込 まれる関数に結びつけます。これは、gnuplot で利用可能な関数の設定を拡張 するプラグイン機構を構成します。

書式:

     import func(x[,y,z,...]) from "sharedobj[:symbol]"

例:

     # 関数 myfun を "mylib.so" か "mylib.dll" から取り込んで作成する
     # gnuplot では描画、または数値計算で利用可能
     import myfun(x) from "mylib"
     import myfun(x) from "mylib:myfun"    # 上と同様


     # "theirlib.so" か "theirlib.dll" で定義済の関数 theirfun を作成
     # 異なる名前で利用可能
     import myfun(x,y,z) from "theirlib:theirfun"

プログラムは共有オブジェクトとして与えられた名前に、オペレーティングシ ステムに従って ".so"".dll" を追加し、まずそれをフルパス名として検 索し、次にカレントディレクトリからの相対パス名として検索します。オペレ ーティングシステム自体も LD_LIBRARY_PATH か DYLD_LIBRARY_PATH の任意の ディレクトリを検索します。

竹野茂治@新潟工科大学
2017年9月5日