99.69.2 コマンドラインオプション (command-line_options)

X Toolkit オプションに加え、以下のオプションが gnuplot の立ち上げ時のコマンドラインで、またはユーザのファイル ".Xdefaults" 内のリソースとして指定できます (raisepersistset term x11 [no]raise [no]persistによって上書きされることに注意してください):

`-mono` カラーディスプレイ上で強制的に白黒描画
`-gray` グレイスケールまたはカラーディスプレイ上でのグレイスケール描画
  (デフォルトではグレイスケールディスプレイは白黒描画を受け付ける)
`-clear` 新しい描画を表示する前に (瞬間的に) 画面を消去
`-tvtwm` geometry オプションによる位置の指定を、仮想ルートウィンドウ中の
  現在の表示部分に対する相対的な位置にする
`-raise` 各描画後に描画ウィンドウを最前面へ出す
`-noraise` 各描画後に描画ウィンドウを最前面へ出すことはしない
`-persist` gnuplot プログラム終了後も描画ウィンドウを残す
上記のオプションはコマンドライン上での指定書式で、".Xdefaults" にリ ソースとして指定するときは異なる書式を使います。

例:

     gnuplot*gray:  on
     gnuplot*ctrlq: on

gnuplot は描画スタイル points で描画する点のサイズの制御にも、コマンド ラインオプション (-pointsize < v> ) とリソース (gnuplot*pointsize: < v> ) を提供しています。値 v は点のサイズの拡大率として使われる実数値 (0 < v < = 10) で、例えば -pointsize 2 はデフォルトのサイズの 2 倍、 -pointsize 0.5 は普通のサイズの半分の点が使われます。

-ctrlq スィッチは、描画ウィンドウを閉じるホットキーを q から < ctrl> q に変更します。これは、pause mouse keystroke によるキースト ロークの保存機能を使っている場合には、他のアルファベット文字と同様に q を保存できるようになるので有用でしょう。同じ理由で、-ctrlq スィ ッチは < space> ホットキーも < ctrl> < space> に置き換えます。

竹野茂治@新潟工科大学
2017年3月21日