99.15 Emf

emf ドライバは EMF (Enhanced Metafile Format) ファイルを生成します。 この形式のファイルは多くの MS-Windows アプリケーションで認識できます。

書式:

     set terminal emf {color | monochrome}
                      {enhanced {noproportional}}
                      {rounded | butt}
                      {linewidth <LW>} {dashlength <DL>}
                      {size XX,YY} {background <rgb_color>}
                      {font "<fontname>{,<fontsize>}"}
                      {fontscale <scale>}

monochorome モードは折れ線を点線のパターンを循環させて打ち出します。 linewidth < factor> は全ての線幅をここで指定する値倍にします。 dashlength < factor> は、太い線には便利でしょう。 < fontname> はフォント名、 < fontsize> はポイント単位でのフォントの大きさです。

出力画像の形式的な (名ばかりの) サイズは、デフォルトでは適当な単位での 1024x768 になっています。オプション size を使って別な形式的なサイズ を指定できます。

拡張文字列処理モード (enhanced text mode) は、プロポーショナル文字間隔 を近似しようとします。モノスペースフォントを使う場合、あるいはこの近似 を好まない場合、オプション noproportional を使うことでこの補正をオフ にできます。

デフォルトの設定は、color font "Arial,12" size 1024,768 で、 default を選択すると全てのオプションがそのデフォルトの値になります。

例:

     set terminal emf 'Times Roman Italic, 12'

竹野茂治@新潟工科大学
2017年3月21日